ルピナスは、日当りの良い、水はけの良い場所を好み、種類によって、また場所によっては草丈が1〜2m位になります。酸性土を嫌いますから、石灰や堆肥を多めに施して育てます。 葉は、手に似ていて10枚ほどの小葉が集まっています。花は茎の頂部に蝶の形をした多数の小花を群生して咲きます。 暖地では、夏に種をまくと11月から冬中咲き続け、商品価値の高い切花になります。繁殖は、一年草のものは種をまき、苗を育てますが、宿根草は、株分けでも増えます。 株分けは早春か晩秋に行ないます。 病害虫では、小さい時期に腰折病にかかります。種子消毒(ファイゴン粉末をまぶす。)をしてまくと良いでしょう。また高温多湿になると茎腐病や菌核病にかかって根頭部を侵され、根際から枯れたりします。 防除には、オーソサイド、キャプタン、ダイセン、ダコニールなどを使います。 害虫では、アブラムシが発生します。オルトラン、エカチンなどで防除します。