サンフランシスコから南へ2時間。
花の研究所「Gold Smith Seeds」を訪ねて。
文・写真 優子マレー


ここカリフォルニアは相変わらず暑い毎日が続いています。8月になって連日36度の日も少なくありません。
先月までは、街路樹に白いマグノリアの花があちこちに見られましたが、夏も盛りになると、それに変わって、ねむの木や夾竹桃などが目につきます。特に夾竹桃は、フリーウェイの両側に潅木として植えられることが多く、赤、白、ピンクと色とりどりの花垣が何マイルも続いているところが数多くあります。
「Goldsmith Seeds」研究所玄関。

A:美しいゼラニウムの花壇。
高台から望む庭園風景。
さて,今回はサンフランシスコから南へサンノゼをぬけて2時間ほどのギルロイにある花の研究所に行ってきました。
ここは「Goldsmith Seeds」といって、全米でも有名な花の研究所で、オーナーのグレン・ゴールドスミス氏がU.C.Davis大学で遺伝学を専攻し、その後UCLAで装飾園芸学を学んだ後、1962年にグレン氏と妻のジェーンさんご夫妻で設立されました。玄関の入り口を入るとすぐ目の前に広大なお花畑が広がって、すぐ右には園内が一望できる高台が完備されています。右手奥の方には栽培所、品種研究所、ビニールハウスなどの生産設備があり、栽培家、技術者も養成されていて、研究所はもう一つオランダにもあるそうです。そして、種の栽培など、生産設備は遠くグアテマラ、ケニアのナイロビといった、気候条件が開発された種に最も適した場所ということで、遠く海外にもあるそうです。
ここでは、スナップドラゴン(キンギョソウ:ゴマノハグサ科)の栽培が有名で、他にダイアンサス、ペチュニア、ゼラニュームなど、これまで実に過去34年の間に33個のインターナショナルフラワー賞を受賞しています。 他にもAllAmerican Selection賞を19個、そして最近では「ラベンダーストーム」というペチュニアで Fleuro Select金メダルを獲得しています。
これらの花は、広大な敷地内に一年中栽培されていて、園内は入場無料。ただし、月、水、日のみ。そして見所は7〜8月頃で開発中の花が一番きれいに咲いているこの時期が一番人気が高いようです。しかし、ここはもともと観光用に設備が作られていないので、見学するにはあらかじめ予約が必要です。多いのは学校のグループツアー見学で、一日ピクニックしても最適なところです。そして、園内では花の販売はいっさい行われてないのも特徴です。写真の大きな花畑()は、全部ゼラニウムでできています。高台からの眺めは素晴らしく、研究所というよりも大きな花の公園といった感じです。

研究のために栽培されている花壇。
また、ここから車で5分のところに「Bonfante Gardens Theme Park」という、園芸、エンタテイメント、アトラクションなどがあるテーマパークが設立される予定になっており、この辺一体は、ますます花の名所として市民の憩いの場となるでしょう。オープンは3年後、2001年が楽しみです。

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