フォスターボタニックガーデン
 
取材・文 近藤奈保子


日本人がもっとも行きたい海外の観光地で毎年、NO1の人気はハワイ。すでに5回、10回などというリピーターも多いので、そんな方々にお薦めしたいのが、ホノルルにある5つの植物園。 数多い植物園のなかから、今回はハワイ最古といわれるフォスター植物園を取材してきました。フォスター植物園は、他の4つの植物園はもちろん、アメリカのすべての植物園とネットワークが結ばれていて、絶滅の危機ににある植物保護センターの一員でもあります。
 
■LYON ORCHID GARDEN■
地表に生息するラン
■交配種のラン、カトレア■
 
■大仏テラス■
ブロンズで作られた大仏は鎌倉の大仏の縮小レプリカ。日本からのハワイ移民100年を記念して神奈川県知事から贈られた。
わたしたちが訪れたのは、5月の快晴の日の午前で、ワイキキトロリーを利用して、アラモアナ、ダウンタウンを抜け、車窓の景色を楽しみながら植物園に向かいました。トロリーの運転手さんからも、「あそこの植物園はのんびりしていてリラックスするよ、楽しんでおいで」といわれ、期待しながら入口に行きました。 入口には黄色い大きなスクールバスが横付けされていて、どうやら小学生が社会科見学を行なっている様子でした。 入口で入場料5ドルを払い、インフォメーションでパンフレットをいただき、椅子に座っていると、気の良さそうなおばさんが、簡単に園内の説明をしてくれました。私が「いま、見ごろの花は何でしょうか」と伺うと、少し拍子抜けしたように「ランの花ですよ」と、答えてくれました。
 
■タバスコペッパー■ ■TRAVELLERS TREE■
■KAPOK TREE■
 
いただいたパンフレット通りに園内を進んで行くと、まず正面に Chinese Baniyanが目にとびこんできました。東南アジアからマレー半島原産で、ハワイでもっとも多く見かける木のひとつです。 つぎにLyon Orchid Gardenに向かいました。途中、トロトンノキの白いテラスがあり、園内を明るく、可愛らしく演出しています。Orchid Gadenは、その名のように、さまざまな種類のランが、新旧大陸別に、野性に近い状態で展示されていました。岩の上、樹上、地表に生息するランなどがありました。ハワイは湿度が低く、ランの育成には不向きと思っていましたが、立派にランが咲いていました。 道なりに進んで行くと、奥のテラスには、熱帯地方系の樹木が高く生い茂っています。スプリンクラーが散水しているだけで、周囲には人がいない閑散とした場所でしたが、緑が私たちを和ませてくれました。


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