〜 イギリス ローズガーデン 〜
取材・文/ 青木 香奈
 

バラがだい好きで、6月におとずれるのに最適なイギリスのガーデンを紹介します。

ハートフォードシャー/Hertfordshire



王立バラ協会ガーデン/Gardens of the Rose
Chiswell Green, St Ablans, Hertfordshire AL2 3NR

英国王立バラ協会のガーデンであり、世界中でまれに見る膨大な数のバラの園芸品種を見ることができます。

3万点(ハイブリット・ティー、フロリバンダ、つるバラ、ミニュチュアそして匍匐種)以上の、1700品種以上のバラが揃っています。

 

ハットフィールドハウス/Hatfield House Park and Gardens
Hatfield, Hertfordshire AL9 5NQ

ロバート・セシル卿(エリザベス1世、ジェームス1世時代の首相)が17世紀初頭に建てたジャコビアン朝の屋敷と、庭師で後のプランツハンターと呼ばれた、ジョン・トラデスカント(父・子)の努力による広大な庭園が原形でしたが、数世紀の間に庭園は各時代の流行によるいくつもの(特にヴィクトリアン時代(19世紀後半)の改造は大規模でした。)改造を経て、庭園としての形を変えてきました。

その後、1980年代初頭から、ソールズベリー夫人によって、彼女のデザインによる、チューダー時代の形式ハーブガーデンセンテイドガーデン(香りのガーデン)そしてノットガーデンに修復しました。その修復によってできた庭は、植物までも、15世紀から17世紀のものを使うという徹底ぶりです。


サリー/Surrey

ポレスデンレーシィー/Polesden Lacey (NT)
Great Bookham, Doking, Surrey, RH5 6BD

18世紀からいくつかの世紀をかけて造りあげられた30エーカーのこのガーデンは、エドワード7世時代(1901−10)にはグレヴィーレ夫人によってフォーマルなウォールドガーデンを加えられた後、1944年ナショナルトラストに譲り渡されました。

フォーマルなローズガーデンは、正方形の4つの小部屋にアーチや植栽で仕切られており、その上にパーゴラがかかっています。近くにの水辺に覆い被さるように、中国原産の年代ものの藤が古枝を伸ばしています。



ウィズレーガーデン/RHS Gardens Wisley
Wisley, Woking, Surrey GU23 6QB

ウィズレーガーデンはトーマス・ハンブリー卿によって1903年王立園芸協会に寄贈され、以来協会の拠点と活動中心の場となってきました。

ロックガーデンワイルドガーデンウォールドガーデンフォーマルな前庭と池モデルガーデン(いくつかの小さい家庭向けの庭見本)、温室そしてフルーツ・ベジタブルガーデンなどなど盛りだくさんの内容です。

庭園に付随して、ガーデンセンター(実際にはプランツセンター、植物の品揃えと的確なアドバイスに絶対の自信があるため。)そして、おそらくイギリス一、二の品揃えの園芸書籍類と贈り物に最適なガーデングッズの揃ったショップがあります。

ハンプシャー/Hampshire



モティスフォントアビー/Mottisfont Abbey Garden (NT)
Mottisfont nr Romsey, Hampshire SO51 0LP

バラ好きの人なら憧れのガーデン。敷地自体は2047uと広大と言えませんが、そのウォールドガーデンの中には、1000本以上、300種を越えるバラが咲き誇っています。

ナショナルトラストが、有名な歴史的バラの収集家、グレイアム・スチュアート・トーマスのコレクションを基本として設立したのが1972年です。

6、7月には、オールド・ローズの満開の季節に合わせて世界中からその、ナショナルコレクションにもなっているオールド・ローズを愛でようとバラ愛好家が集まります。

ケント/Kent

ヒーバーキャッスル (ローズウィーク)
HeverCastle and Gardens(Rose Week)
Edenbridge, Kent TN8 7NG

この城は、ヘンリー8世の2番目の妻となった、アン・ブーリンの祖父の家として有名な13世紀の建物です。

この庭園自体は、19世紀初頭にウィリアム・W・アスターが所有した際に、造られたものです。

庭園は15世紀の様式を再現したもの、イタリア風のガーデンテラスローズガーデンなどとてもフォーマルなデサインになっており、21世紀にいるのを忘れさせてくれます。

 

シシングハーストキャッスルガーデン
Sissinghurst Castle Garden (NT)

West Dean, Chichester, West Sussex RH17 6EB

20世紀半ばに、ヴィタ・ザックヴィル・ウェストとハロルド・ニコルソンによる、一年を通じてロマンチックな植物に囲まれたガーデンです。

紫の花壇、オレンジと黄色のコテージガーデン、そしてシシングハーストといえばホワイトガーデンといわれるほど世界中で有名な白のガーデン、などの"ある特定色のカラースキム(色彩計画)"は目を見張るものがあります。

ローズガーデンでは、多くのオールドファッションローズがつる植物や宿根草とともに楽しめます。

ウエストサセックス/West Sussex

ウエストディーン/West Dean Gardens
West Dean, Chichester, West Sussex RH17 6EB

1891年にウイリアム・ジェームスが買い求めた敷地に、ハロルド・ぺトーが人目を引く100メートルものパーゴラをデザインしたことが、このガーデンの始まりです。

その後、ヘッドガーデナーのジム・バックランドによる新しいデザインと植栽が今のガーデンの基本となっています。

地中海植物のガーデンサンクンガーデンウッドランドの遊歩道復元されたウォールドガーデンそしてヴィクトリアンキッチンガーデンヴィクトリアン時代の温室は見逃せないでしょう。

現在は、イギリスの伝統的なアートとクラフトを教育する、ウエストデーンカレッジのガーデンとして保たれています。

アプドランローズ/Apuldran Rose Nursery
Apuldran Lane, Pell Quary, Chichester, West Sussex PO20 7EF

本来果樹園でしたが、10年で美しいローズガーデンに造りかえられました。

「音楽とバラの夕べ」と題した軽い食事と弦音四重奏による音楽が楽しめます。

ローズフィールドには新旧300品種が植えられガーデンの中心部にはコンテナに移された販売用のものもあります。

園内にはショップもあり、バラの手入れに執拗なものはすべてそろっています。インフォメーションルームではバラの剪定とお手入れにつてのビデオを見ることが出来ます。


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