取材・文 花野 みどり


蓼科 BARAKURA English Garden

今年の夏は例年より特に暑く、30度以上の真夏日が続く毎日ですが、涼を求めて長野県蓼科高原にあるバラクラ イングリッシュガーデンに行きました。

バラクラ イングリッシュガーデンは、「自然と人の共存を文化空間にまで高めたい」という深い思いから、1990年創立以来様々な困難と試行錯誤の末現在に至る、本格的英国式庭園です。バラの季節は終わっていましたのであまり期待をせず行ったところ、思いもかけず夏の花が咲き誇っており、イングリッシュガーデンを満喫することができました。

まず、イングリッシュガーデンにつきものの「ガーデンでティーを」ということで、スコーンとティーのセットの券を買い求め、格調高い入り口をくぐりますと、最近のこのようなガーデンの様式に違わず、やはりお土産用ブティックを通り抜けて庭に入るようになっていました。

そこを抜けますと、広いガーデンが一望できるテラスにでます。そこは表から入れるレストランとキッチンを共有しており、屋外でティーを楽しめます。テラスにはコニファーとインパチェンス、ナスタチームなど小花をアレンジしたボリューム感あふれるハンギングが下がっており、さすがと感心しながら、まずは庭を一巡りすべく右のほうへと行きました。

 

 

テラスの下は大きな錦鯉のいるウォーターガーデンで、その隣は、残念ながらこの時期は多くの花は見られませんでしたが、春から初夏にはおそらくたくさんの花の間の小道を歩く人でにぎわったであろうフラワードリームボーダーガーデンがありました。
そこの横をぬけてダリアなどが咲く、道を行きますと、今は花が終わってしまいましたがローズガーデン、そして、落ち着いたガーデンカフェレストラン。その先は自然の雰囲気のナチュラルガーデンで、カサブランカの白が暗い木陰にひときわ目立ってきれいでした。


何もない芝生地に"Meadow"と書かれた立て札があったので、なんだろうと見てみますと以下のようなことが書いてあり、Meadowが草原という意味であることは知っていましたが、このような意味もあるのかと、1つ知識が増えました。

[ Meadow ]


「春にはこの辺には、フリチラア、チューリップ、スイセンなど球根植物が芝生に咲いていました。このように、花後の約7週間は芝生を刈らずに放置し、来年の開花のために栄養を得るのです。このような手法をメドウ(Meadow)と呼びます。」

 

ガーデンをぐるっと回ったところから夏の宿根草が咲き乱れ、そしてナチュラルな感じに植えられた長いボーダーガーデンが広い芝生に映えてとてもきれいでした。それぞれの花と花の境界をつけないでなんとなく群生させるところがとても自然な心地よさをかもしだすのだと思います。そんなイングリッシュガーデンのナチュラルさが日本人の美意識に通じ、人気になっている所以と思われます。


最後にハーブティーとスコーンをテラスでいただいて、夕立が来そうでしたので急いでバラクラ イングリッシュガーデンを後にしました。

バラクラ イングリッシュガーデンでは、ヨーロッパ各地のガーデン用品のコレクションを置いてあるガーデンセンターや、ガーデンローズの苗木やイングリッシュガーデン必須の季節の植物を販売しているプランツセンターなど、バラクラならではの品質の良いものが揃っているお店が併設されていますので、見るだけでも楽しいかと思います。

その他、季節ごとに様々なイベントを実施していますが、夏のイベントとしてはキャンドルライトディナーがあります。ガーデンにキャンドルが灯り、幻想的なナイトガーデンが、ブリティッシュ料理、ワイン、シャンペン、などをいただきながら楽しめます。カップルで参加したら最高かもしれません。

BARAKURA English Garden INFORMATION
開園 9:00am-6:00pm (4月〜10月)
9:30am-5:00pm (11月〜3月)
年中無休(冬期には休園期間があります)  
入園料 通常期 大人(大・高生含む)  1000円
中・小学生のみ   600円 
*シーズン料金・イベント特別料金の場合あり。
*ペットを連れての入園は禁止。

 



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