●パンジーの由来と歴史
[パンジーはあらゆるバロメータ]
[由来と歴史]
[パンジーの種類]
[パンジーのカラーコーディネーション]
 
1つの花に青、黄、白の三色・・・三色スミレ

パンジーの名前の由来

蕾の下向きかげんが物思いにふける人に似て、ギリシャ神話にも使者が人間に深い思想を持つようにと送ったという話があることからフランス語で「思想」「思い」のPansee(パンセ)に由来しています。

また、和名の「三色スミレ」は原種となった野生種が一つの花に青、黄、白、の三色を持っていたことから由来しています。学名の「ビオラ・トリコロール」の「トリコロール」も三色という意味です。江戸末期の日本でも花形が人の顔に似ていたことから「人面草」、また、蝶が舞う姿に似ていることから「遊蝶花」とも呼ばれていました。 親しみのもてる花故にさまざまな愛称で愛でられました。

パンジーの原種

パンジーの原種となったものに以下の4つが挙げられます。

@ ビオラ・トリコロール
・ イギリスに野生種として分布
・ 一つの花に、白、黄、青の3色が組み合わさっていることから、和名の'サンシキスミレ'はここから由来
・ 1輪の中に多色を含んだり、上弁が2色になるユニークな色彩を出す性質を発現

ビオラはパンジーの原種

A ビオラ・ルテア
・ イギリスに野生種として分布
・ 種をつけたことをみたことがなかったので、自然に繁殖したものを増殖
・ クリアーな黄金色を出す性質を発現 @、Aがパンジーの品種改良の親となっています。

Bビオラ・アルタイヤ
・ ロシアに野生種として分布
・ クリアーな青色を出す性質を発現
・ 丸みがあったり、フリンジを出したりと、花びらに特徴をあらわす性質を発現

C ビオラ・カルカラータ
・ スイスに野生種として分布
・ 花径が大きくて花茎も短い草姿がコンパクトにまとまる性質を発現

●パンジー品種改良の歴史

・1600年代
イギリスではすでに栽培されていました。
日本へは江戸の末期に渡来しました。当時は花形が人の顔に似ていたことから「人面草」、また、蝶が舞う姿に似ていることから「遊蝶花」とも呼ばれていました。

・1800年代
イギリスの園芸愛好家達がさまざまな野生種を集め始め、本格的なパンジーの改良史が始まりました。

黒い目(ブロッチ)

イギリスの庭師、トムソン氏が荒野の繁みに黒い目(ブロッチ)をもった花を発見、これが後に左右対称の色づかいが特徴の'ショーパンジー'と呼ばれる画期的系統の先導種となり、イングランドの人々はトムソン氏を「パンジーの父」と呼んで偉業を称えました。 さらに、フランス、ベルギーで改良が進められた結果、美しい斑点や黒いブロッチをもつもの、特にフランスで改良された赤、白、オレンジ、紫、褐色、黒紫色の色彩を持つパンジーを'ファンシー・パンジー'と呼び、現在につながるパンジーを作りました。

・1920年
スイスのログリー氏作出による大輪花が特徴の'スイス・ジャイアント'が誕生しました。 これはいままでの改良品種のなかでは最高傑作のものとなりました。

・1950〜1980年代
ブロッチなし
世界の主要国で素晴らしい品種が続出しました。 オランダではブロッチの無い系統'クリア・クリスタル'が誕生し、アメリカでは花径が10cmにもなる巨大輪系統が誕生しました。 日本では異なった性質を持った親を交配させて、両親の優れたところを持ち備えた一代交配種(F1)を世界で初めて誕生させたことにより、開花が早く、花色や花形が安定しているなどの花質や栽培上の性質が格段に改良されました。 今日でもF1パンジーはとても重要な役割をはたしています。

F1イオナ ホワイト*
F1イオナ エロー*

1990年〜2000年
淡い色彩の中間色(パステルカラー)の誕生、パンジーとビオラを交配した小輪系パンジーの誕生、低温短日期の冬でも咲き続けるLR(ロングラン)シリーズの誕生がありました。 今後も私たちがおもわず栽培したくなるような新色や花質がお目見えすることでしょう。

小輪パンジー F1ナチュレ系*
パステルカラーの
F1ナチュレ ピンク*


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