■シュウメイギク キンポウゲ科アネモネ属
●シュウメイギクの特徴
中国と日本の本州、四国、九州に分布します。日本のものは古い時代に中国から渡来したという説が有力になっています。
大型の多年草で高さ0.5〜1.0mになり、9〜10月頃に咲くので秋明菊といいます。また、京都市北部の貴船に多く見られることから貴船菊(キセンギク・キブネギク)の別名があります。
花は紅色の八重咲で5〜7cm位です。
高崎市「少林山達磨寺」の秋明菊*
桃一重
桃一重・矯正
白一重
白八重
1844年にフォーチュンにより、中国の上海からイギリスに送られ、1847年にアネモネ・ビィティフォリア(ネパール原産で30〜90cmの多年草。白花、ピンク花等があり、シュウメイギクに似ている)と交配され、多くの園芸品種ができました。日本ではその後、一重で白花、ピンク花が知られていました。しばらくこの3種類(八重・紅色、一重・白、ピンク)しか栽培されていなかったのですが、近年、ピンクの矯性品種や、濃紅一重、白八重など、徐々に増えてきています。
また、この仲間(アネモネ属)は、花びらに見えるものは花びらではなく、萼片が花弁状になったもので花弁はありません。
ぐんまフラワーパーク
の 秋明菊*
〜シュウメイギクは菊なの?〜
日本で植物の正式な名は和名といいますが、必ずその仲間の名前がつくとは限りません。例えばクンシラン(ユリ科)、ユッカラン(ユリ科)、マツバラン(シダ類)、ノリウツギ(アジサイ類)。 まぎらわしく、名前につられてその植物と思ってしまうと、栽培等、難しくなるので注意が必要です。
文・写真協力:
川原田 邦彦
写真協力:
*
青木繁伸(群馬県前橋市)
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